大阪府枚方市の内科・循環器内科・小児科 森川医院 生活習慣病の予防・治療なら何でもご相談ください

生活習慣病

生活習慣病について

生活習慣病には糖尿病・高血圧・脂質異常症(高脂血症)・痛風などがあります。 普段の生活習慣の乱れによって発生する疾患です。 これらの病気を放置していると動脈硬化が進み、糖尿病の合併症や脳卒中、虚血性心疾患発症のリスクが高くなります。 生活習慣病は予防が大切です。

糖尿病

糖尿病には「1型糖尿病」と「2型糖尿病」の2種類あります。

「1型糖尿病」は,膵臓の細胞が自己免疫異常や遺伝によって血糖を下げる働きのあるホルモンインスリンを作ることができなくなることが原因です。「2型糖尿病」は,運動不足,高脂肪・高カロリー食などによる肥満,ストレスなどが誘因となって、インスリン分泌の量やインスリンの効き具合が低下しインスリンの作用不足で起こります。

糖尿病が悪化すると、糖尿病性網膜症を発症し失明に至ったり、腎不全を発症し血液透析を受けなくてはいけなくなるなど、大変なことにつながります。

40代以上の4人に1人が糖尿病または糖尿病予備軍ともいわれています。動脈硬化を併発し、脳卒中や虚血性心疾患を併発する可能性がとても高いので、生活習慣の改善と共に、自覚症状が無くても定期的な検査などでの注意が必要です。

こんな症状があったら
糖尿病

高血圧

家庭血圧が130/80mmHg以上なら治療の対象となります。

治療は血圧の状態によりますが、塩分制限(1日6g以下)、標準体重の維持、運動が基本で、これを行っても改善しない場合、血圧を下げる薬の内服を始めます。

血圧が高いと動脈硬化が進展し、脳卒中、心筋梗塞などの致命的な病気につながりますので、早めに受診しましょう。

こんな症状があったら
高血圧

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症は、以前は高脂血症といわれていました。

血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)、総コレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)が基準より高かったり、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が基準より低い状態のことを指します。

主な原因は遺伝的要素や体質、食生活習慣、運動不足、肥満などがあり、放っておくと脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、狭心症、大動脈瘤、大動脈解離、閉塞性動脈硬化症、腎臓障害などの原因となります。

こんな症状があったら
異常脂質症(高脂血症)

こんな症状があったら…

下記の症状があればご相談下さい。

ico-mark13

動悸(胸がドキドキする、おどる)

緊張や熱発でも脈拍数が速くなり、動悸を感じることはあります。
このような状態でもないのに動悸を感じる場合は、脈が速くなる頻脈性の不整脈の可能性があります。

まず、心電図をとりましょう。

ico-mark15

脈がとぶ、乱れている

脈の乱れ(不整脈)には、放置してよい程度の軽いものから即入院治療の必要な重症のものまで多くの種類があります。
ストレス、睡眠不足、過労など、心臓に原因がなくても生じてくるものも多くみられます。

まず、心電図や長時間記録心電図(ホルター携帯24時間心電図)などで、どのような種類の不整脈が出てくるのかを調べることが大切です。

不整脈の種類によって治療法も変わってきます。

ico-mark14

胸に圧迫感がある。
痛みを感じる。胸が重い。

狭心症、心筋梗塞、大動脈疾患、肺疾患、食道・胃疾患、胆石、肋間神経痛など、多くの原因が考えられます。
各疾患には、それぞれ特徴的な症状を伴うことがありますが、胃の痛み、首、肩の痛みとして感じていたものが実は心筋梗塞であったりすることもあります。

まずご相談いただくことが大切です。

ico-mark7

血圧が高い

血圧は誰でも測る度に異なります。家庭血圧計で測定される場合、測定前に5分間くらい座って安静にした後、測定されることをお勧めします。
3回測定し、その平均値をその時点の血圧としていただくのも結構だと思います。できるだけさまざまなな状態で測定して下さい。

起床後1時間以内、排尿後、服薬前、朝食前の安静時
日中 仕事・家事などをされている身体的、精神ストレスのある時
入浴後、就寝前の安静時


家庭での血圧の高い時と低い時のおおよその値が分かると非常に参考になります。

ico-mark6

呼吸が苦しい

心不全、喘息、肺疾患等が強く疑われます。放置すると死に至る危険な状態も考えられます。

我慢せず、早めに受診されることをお勧めします。

ico-mark11

むくんでいる

むくみ(浮腫)は水分が細胞の外にたまった状態を言います。心臓、腎臓、肝臓、甲状腺の病気、栄養失調などが原因になります。
明らかな病気ではなく放置していてよい軽症から生命にかかわる重症まで様々な状態が考えられます。

夕方から夜間に足の甲、すね辺りに少しむくみが出ても、夜休んで翌朝消失する程度であれば緊急性はありませんが、消失せず徐々に悪化していく場合は受診されることをお勧め致します。

ico-mark12

コレステロール、中性脂肪が高い

この状態を脂質異常症といい、放置すると心筋梗塞、脳卒中などの動脈硬化による病気を起こしやすくなります。

まず、下記の食事療法を心がけましょう。

コレステロールが高い場合 レバー、もつ、タラコ、イクラ、卵の黄身、魚・イカの干物、動物性脂肪(バター、ラード、生クリーム、肉の油身等)を控える。
中性脂肪が高い場合 アルコール、糖分、炭水化物、脂肪の過量摂取を控える。


これらの食事療法に加え、運動療法も効果があります。 1分間の脈拍数が100~120回くらいになる運動(早歩き等を)、できれば毎日30~40分行うことを心がけましょう。
その上で、数ヶ月に1度ずつ採血をして経過をみることをお勧めします。

ico-mark16

血糖が高い、尿に糖がおりた

糖尿病が強く疑われます。

早期に精密検査を受けて、本当に糖尿病なのかどうかを確かめましょう。

尿糖がおりても腎性糖尿といって、常に腎臓が尿に糖を出しやすい状態にあるだけの場合もあります。糖尿病が存在した場合は厳密な食事療法が必要です。
食事療法や糖尿病のことをよく知るために、勉強のための入院(教育入院と言います)をされることもお勧めします。
糖尿病は放置すると、眼の網膜症、腎症(腎不全→血液透析)、神経症(しびれや痛み)、動脈がつまって脳卒中、心筋梗塞、足が腐る(壊疽)などの重篤な合併症が起こります。そうならないためには食事・運動療法を継続することが大事です。

上記の他にも、咳やたんが出る、腹痛、熱がある、胸やけがする、眠気がする、食欲がない、便秘、下痢、疲れやすい、眠れない、頭痛、肥満、意識消失、めまい、手足のしびれ、麻痺、肩こりなどなど、 様々な内科的、循環器的と考えられる症状がございましたら、まず一度ご相談下さい。