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新型コロナとインフルエンザの同時流行に警戒を

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沖縄県では新型コロナウイルスの警戒レベルが引き上げられており、今後の本土への流行拡大が懸念されています。同時に、インフルエンザも例年より早いペースで流行期に入り、大阪府枚方市では複数の学校で学級閉鎖が報告されるなど、両感染症の拡大を防ぐため、改めて注意が必要です。


◆沖縄県の新型コロナウイルス流行状況
2025年7月4日、沖縄県は新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向にあるとして、県独自の「新型コロナ感染拡大準備情報」を初めて発令しました。これは、昨年12月にこの制度の運用が始まって以来、初の発令となります。
特に、6月23日から29日の1週間で県内の定点医療機関から報告された患者数は、前週の1.9倍に増加し、全国平均と比較しても突出して多い状況でした。厚生労働省の発表によると、沖縄県の定点当たり報告数は、6月下旬に11.22人、7月上旬には16.36人となり、これはインフルエンザ流行時における「注意報」のレベルをすでに突破しています。
沖縄県は伝統的に全国に先駆けて感染が拡大する傾向があるため、現在の状況は今夏の全国的な感染拡大の「兆し」とも見られています。ただし、直近の7月14日から20日のデータでは、新規感染者数が5週間ぶりに減少に転じたことも報告されています。それでも県は予断を許さない状況と捉え、医療機関や高齢者施設に対して感染拡大への備えを求めるとともに、県民には受診時や面会時のマスク着用といった基本的な感染予防対策の徹底を呼びかけています。また、1歳未満の乳幼児の入院例も報告されており、呼吸器症状が続く場合はかかりつけ医への速やかな相談が促されています。

◆インフルエンザの流行状況と特徴
枚方市では、例年よりも早くインフルエンザが流行し始めており、市内の小中学校で学級閉鎖が増加していました。夏休みに入り学校での流行は一旦落ち着くとみられますが、インフルエンザは学校や事業所など、人が多く集まる閉鎖的な空間で拡大しやすい特性があるため、引き続き警戒が必要です。
インフルエンザの症状は多様ですが、主に鼻水、鼻づまり、喉の痛み、咳といった呼吸器症状に加え、悪寒、38度以上の高熱、頭痛、全身の倦怠感、関節痛などの全身症状が急に現れるのが特徴です。症状のピークは発症から3日目前後で、通常は7日から10日程度で回復に向かいますが、場合によっては咳などの症状が3週間ほど長引くこともあります。

◆新型コロナウイルスとインフルエンザへの対策
両感染症の基本的な感染対策は共通しており、手洗い、うがい、マスクの着用、適切な換気の徹底が求められます。
また、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザには、それぞれ有効な抗ウイルス薬が存在します。どちらの病気も、発症後なるべく早い段階で抗ウイルス薬を服用することで、重症化を予防できる可能性があります。そのため、風邪のような症状が現れた場合は、自己判断で様子を見るだけでなく、速やかに医療機関を受診し、医師の診断を受けることが推奨されます。
このような症状があれば医療機関の受診を
発熱や咳、喉の痛みといった風邪のような症状が出た場合、以下のケースでは特に早めの受診を検討してください。
• 高熱が続く場合: 38度以上の高熱が続く、または体力が消耗している場合は、風邪以外の可能性を考え内科を受診しましょう。
• 強い痛みや呼吸困難: 強い喉の痛みで食事が摂れない、声が出しづらい、あるいは激しい咳で息苦しさを感じる場合は、速やかに医療機関を受診してください。
• 呼吸器症状の悪化: 激しい咳や胸の痛み、38度以上の高熱が続く場合は、気管支炎や肺炎の可能性があります。特に呼吸器系の症状が強い場合は、呼吸器内科の受診が重要です。
• 長引く咳: 他の症状が治まっても咳だけが2週間以上続く場合は、気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)など、風邪とは異なる病気の可能性も考えられます。
• 消化器症状・耳鼻の症状: 腹痛や下痢、吐き気などの消化器症状が強い場合は内科、耳の痛みや長引く鼻づまりなどがある場合は中耳炎や副鼻腔炎の可能性があるため、耳鼻咽喉科の受診が適切です。

体調が優れないと感じたら、遠慮せずに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。お気軽に当院までご相談ください。

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