2024.10.31 マイコプラズマ肺炎が流行しています。
お知らせ
小児や若い人の肺炎の原因として比較的多い「マイコプラズマ肺炎」が、今回は8年ぶりの大流行と言われています。症状は頭痛、発熱、全身倦怠感(だるさ)、長いと3-4週間続く頑固な咳、痰のない空咳などがありまり、一部の人は肺炎となったり、重症化したりすることもあります。マイコプラズマ肺炎は「肺炎マイコプラズマと」いう細菌に感染することで起こる呼吸器感染症で、感染経路は主に飛沫感染と接触感染で、感染してから発症するまでの潜伏期間は2~3週間くらいと比較的長いのが特徴です。抗生物質で治療されますが、なによりも予防が大切です。普段から流水と石けんで手洗いをすることが効果的です。また、咳の症状がある場合には、マスクを着用することを心がけるようにしてください。発熱や頭痛、倦怠感、頑固な咳といった症状が現れたときは、ためらわず医師の診察を受けてください。咽頭ぬぐい液による抗原検査や胸部レントゲンで診断ができ、当院でも診断・治療が可能です。※写真はイメージです。